Keep Challenging

2021/02/10blog

Keep Challenging

2021年が始まって既に1ヶ月が経ちました。
まずは遅ればせながら2020年にあらゆる形でconSept作品をご覧いただいた皆様、携わってくださった皆様、ご関心をお寄せいただいた皆様に心から感謝申し上げます。
なんとか多難な2020年に耐えて、こうして2021年にお届けする作品のために言葉を綴れる事が嬉しくてたまりません。

一方で、まだ継続中のコロナの中で何ができるのか、何をお届けすべきかは五里霧中という感覚が拭えないのも事実です。
2020年を振り返りましすと、2月に『HUNDRED DAYS』を途中で諦めたときの嫌な震えはまだ感覚として身体に残っていますし、同時に無観客配信を実現したときの震えも良い感覚として身体がいまだに覚えています。
一呼吸ついて9月に上演した『Fly By Night〜君がいた』では全20公演のライブ配信を敢行しました。劇場での公演を観劇するのと同じように、いつでもご覧にいらっしゃれるような環境にしたかったためです。なかなかハードルの高い作業でしたが、実施した意義はあったと感じています。

そして11月には『いつか〜one fine day』のコンサート版を実施しました。単体の舞台作品のために紡がれた楽曲だけ抜き出すと物語が伝わらず中途半端になるのでは・・・という懸念の声もありましたが、板垣恭一さんの歌詞と桑原まこさんの音楽の世界にどっぷり浸かっていただけるような場にしたいと思って考えた企画だったので、ご覧になって受け止めてくださったことにほっとしました。企画当初はサントラのライブ版みたいなイメージもあったのですけど、それともまた違ったちょっと不思議な感覚のコンサートだったのではないかと思います。

どの作品も例外なく、企画を組み立てる上でも、金銭的な部分でも本当にたくさんの方に直接/間接的に力を貸していただきました。私一人の思いや気力だけではどうにもならない事ばかりで、人との繋がりを通して支え合って初めて様々な物事が成り立っている事に、当たり前なのですが、改めて気付かされた一年でした。
なので悲しい出来事もたくさんありましたが、どういう形であれ去年一年間の巡り合わせに感謝する事、そして焦らずじっくり取り組む事から2021年をスタートしてみようと年始に思ったのです。

今年も変わらず歩き続けますが、”チャレンジし続けながら”の一年になればと。

今はちょうど初となる演劇作品『サイドウェイ』の稽古が始まる直前です。
私にとってはとても思い出深い作品で、この作品を最初の演劇作品として上演できる事にワクワクしています。
個性溢れるメンバーとともに3月17日から東京芸術劇場シアターイーストで初日を迎えますので、状況が許される方はよかったら劇場で体験してみてください。そうでない方は配信も実施予定なので、ご自宅でワイン片手にゆっくりご覧いただくのもいいかも知れません。

さて、2020年度最後の作品『サイドウェイ』に続く、2021年度上演予定の3作品を発表させていただきました。
上演予定の全公演を同時に発表するのは初めてですが、並びをみてどう感じられたでしょうか?
conSeptらしいと思われた方もいらっしゃるかも知れませんし、意外!と思われた方もいらっしゃるかも知れません。

まずは5本目のMusical Dramaシリーズで、conSeptの代表作と言える『いつか〜one fine day』をこの6月に再演します。昨年のコンサート版を経てこの作品に対する個人的な思いは確実に深くなりました。再演ではこの作品の可能性を押し広げるべく新たなメンバーにも参加していただく事になりました。初演メンバーが作り上げた世界観を再演のメンバーでどこまで運んでいけるか、緊張感溢れるチャレンジになりそうです。現在初演版が配信中ですので、気になっていたという方は先に動画をご覧になるのもいいかも知れません。

 

続いて、『グーテンバーグ・ザ・ミュージカル』から数えてちょうど10本目のミュージカル作品で有り、Musical Dramaシリーズ6本目となる完全オリジナル新作『GREY』。『いつか』のコンビでお届けする初めての完全オリジナル作品で、そして初となる俳優座劇場と、初めてがたくさん待っている演目とあって私自身も楽しみです。

2021年度の締めくくりは演劇作品。来年はconSeptの創立5周年の年という事もあり、その最初の作品として韓国の小説『アーモンド』を選びました。Young Adultシリーズという新シリーズのスタートでもあります。この辺りはまたいずれ詳しくお伝えできるタイミングがあると思いますが、こちらにも初のチャレンジとしてオーディションを実施する運びとなっています。
これまでクローズドのオーディションを実施したことはありましたが、公募は初という事もあり、どんな方と巡り合えるか楽しみです。

駆け足でのご紹介となりましたが、より詳しい情報はラインナップのリリースをご覧ください。

https://www.consept-s.com/news/2021/02/10/5773/

いかがでしょうか?
少しずつ新しいチャレンジを織り交ぜながら、4年目のシーズンもじんわり楽しんでいただける作品をお届けできるように準備していきたいと思います。
2021年度もどうぞよろしくお願いします。

conSept LLC
代表 宋元燮

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